Nexus7用のダンボール製3D VRヘッドセットの作り方

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先日発表されていたGoogleのダンボール製3D VRヘッドセットcardboardはスマートフォンサイズだったので、Nexus7(2013 LTE版)用に勝手に作り直した(という程のクオリティではないが・・・)ところ、それなりに反応があったので、展開図pdfにしてみました。
ちなみに、磁石を利用した操作は考慮に入れていませんのであしからず。
また、見た目よりも作りやすさを優先したので、セロテープないしガムテープなどでバシバシ留めていきます。もっときれいに作りたい人は適宜変更して下さい。
ちなみに本家cardboardの展開図は洗練されてますが、カッターでダンボールや厚紙をカットする際の曲線や細かい凸凹の難しさはあまり考慮されていないようです。 ダンボールをカットできる機械がなく、自作の場合そこが一番時間がかかるはずなので、曲線や細かいカットは極力避けています。
使用するのはAmazonの薄いダンボールで問題ないのですが、7インチタブレット用だと必要なダンボールのサイズが結構大きく、40cm×70cm程度必要になってしまいます。

【必要なもの】
・展開図をA4サイズで印刷した紙
拡大縮小しないで印刷しないと大きさが合わなくなるかもしれません。 印刷時に端っこが切れてもそれほど問題無いです。(脳内補完して下さい)

・ダンボール(40cm×70cm、厚みは3mm位)
自分が使ったのはAmazonのダンボール。(5kgのお米とか買った時についてきた気がする)

・両凸レンズ(平凸レンズでも良いみたいですが、周辺に行くほど像が歪むみたいです)
直径4cmぐらい。 自分が使ったのはセリアで売っていた拡大率5倍と書いてあるルーペです。(同じものがネットでも売っていましたが、1個単位では販売していないみたいです) 焦点距離が長くて対応できない場合、レンズを複数枚利用するなどしてみてください。

レンズ
使ったレンズ(中身は使っちゃったのでパッケージだけ)

・のり
展開図をダンボールに貼り付けるときに利用します。

・はさみ
ダンボールに貼り付ける展開図の邪魔な部分を切り落とすのに使います。(カッターでも可)

・カッター
ダンボールをカットするのに使います。(はさみで代用するのは大変かも)

・定規
長い方が便利。(50cmとかあると良いです) カットする時に利用。 ダンボールを折り曲げるときにも、折りたい部分に当てて、より長い方を持ち上げると綺麗におりやすいです。
レイメイ カッティング定規 50cm ACJ850

・カッター用下敷き
不要なダンボールとかでも代用できますがあると何かと便利です。
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OLFA カッターマット A4 134B

・セロテープ(ガムテープ)
レンズを留めたり、ダンボール同士を留めたり。

・面ファスナー(無くても良い)
タブレットが乗る部分を本体上側に固定するために利用します。(手で押さえていることも、セロテープ等で代用することも可能です)

P1000303

【作り方】
・展開図をA4サイズで印刷します。(拡大縮小はしないで印刷してください)

・展開図がつながるように展開図をのりでダンボールに貼り付けていきます。(全面を軽く糊付けする程度。セロテープだとカットしている間にずれるので不向きです)
繋がりは展開図の1枚目を参考にしてください。
貼る前に、底面、上面などの文字を横断するように重複部分をカットしておくと繋ぎ目が合わせやすいです。

 

 

ダンボールに貼った状態
ダンボールに貼った状態

・線に合わせてダンボールをカットします。 つながっているところはカットしないで下さい。(最終的に3つのパーツができます)
なお、レンズの穴の部分は、目の間隔や手持のレンズの形状に合わせて調整して下さい。(ここでは面倒なので四角く穴を開けてしまいました)

カッターでカットした状態
カッターでカットした状態

・カットできたら折り目にそって折っていきます。 山折り、谷折りなどの指定はありませんが、写真を参考に何とか折ってください。 定規をあてて折ると、綺麗に直線を出しやすいです。
・折ったら展開図のA4用紙ははがしてしまって構いません。
・テープで留めます 本体(一番大きいパーツ)はのりしろで留めます。(セロテープを輪にして両面っぽく使っても、のりや両面テープなど使ってがっつり留めても良いです)
レンズのパーツは周囲の4つの長方形部分を同じ方向に曲げて、相互にテープ等で留めて下さい。(のりしろをつくって無いので)レンズは穴の部分に留めて下さい。
(結構いい加減で大丈夫です) 視界を分けるためのパーツ(一番小さいもの)は、まだ放置です。(レンズの焦点距離が分からないと大きさが決まらないので)

テープで留めた状態
テープで留めた状態

・本体の三角に切れ目が入っている方からレンズ部分のパーツをはめ込みます。(展開図はいい加減なので、ダンボールの厚みや切り方、折り方の誤差で微妙に合わないかもしれませんが、大目に見て下さい)
展開図のNexus7と書いてあった部分にタブレットを置いて、フタをするように本体の奥側を閉じます。
タブレットの画面に何か表示されている状態で、レンズを通して画面を見ます。 両目とも画面がくっきり見える位置になるように、レンズのパーツの押し込み具合を調整して下さい。

焦点距離に合わせます
焦点距離に合わせます

・位置を調整したら、未使用の一番小さいパーツの長さを適宜調整(カッターでカット)して下さい。

視界を遮る板をカットする
視界を遮る板をカットする

カットしたら、のりしろ部分で本体の内部に固定したら出来上がり。(左右の視界を分断するための板なので、中央にくるように調整して下さい)

できあがり(裏側からみたところ)
できあがり(裏側からみたところ)
できあがり(覗く方からからみたところ)
できあがり(覗く方からからみたところ)

・大いに愉しむ
cardboard(https://play.google.com/store/apps/details?id=com.google.samples.apps.cardboarddemo)
Chrome Experiments for Cardboard(http://vr.chromeexperiments.com)
Dive City Rollercoaster(https://play.google.com/store/apps/details?id=com.divegames.divecitycoaster&hl=ja)
Dive Deep(https://play.google.com/store/apps/details?id=com.divegames.divedeep&hl=ja)

【その他】
作るときには怪我にお気をつけ下さい。
また、あまり長時間見ていると酔うかもしれません。
なお、本件内容に起因する怪我、事故等があっても、当方は責任を負いかねます。 (レンズ、カッターの扱いや、3D VRに興奮した挙句ぶつかって怪我や物損があっても自己責任でお願いします)
とりあえずNexus7をベースに作ってみましたが、同じようなサイズの他のタブレットでもアプリが対応していれば大体つかえると思います。

乱文乱筆失礼いたしました。

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