Googleが公開したVRヘッドセットCardboardをNexus7で試してみた(その2)

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先にGoogleのCardboardをそのままNexus7で利用してみたが、やはり5インチ用のヘッドセットに7インチでは、はみ出る部分を持っているだけで結構つかれる。
というわけで、Nexus7(2013 LTE版)用に大きいヘッドセットを作ってみた。

Cardboardでも一番面倒だったのはレンズの焦点距離をあわせるところだったので、Nexus7とレンズの距離を可変にしておいて、焦点距離に合う位置にしてから、左右の視界を分割するための間仕切りサイズを決めるようにしてみた。
というのも、Cardboardで推奨しているレンズは海外のamazonで販売しているもので、日本から手に入れるにはちょっと敷居が高いし、100円ショップでも両凸レンズは結構扱ってる。ただ焦点距離が違うので、そのままの設計図で適用するには同じ焦点距離にあわせないといけないし、設計図を起こす場合にも焦点距離を先に測っておくのはちょっと面倒だったりする。
で、イメージとしては心太(トコロテン)を押し出す道具(ところてん突きと言うらしい)のように、Nexus7の外周と同じサイズの四角柱に対して、内側に内接するサイズのレンズを貼った四角柱を、焦点が合うところまで押し込んで行く方法にしてみた。
↓こんな感じのもの↓

手前に見えるのがレンズ部分。奥にあるのがnexus7と同じ大きさの筒状にしたダンボール。既にレンズ位置調整済みなので間仕切りもあるけど、これは焦点が合うところにレンズ位置を調整してから付け足したもの。(倍率5倍の両凸レンズを1枚ずつ利用したところ、11.5cm程度の距離がちょうどよさそうだった)
lens

こっちがCardboard(右側)との大きさ比較。まあそれなりに大きいが、Nexus7がずれないように持っている必要は無いので立体像を見ることに集中できる点は大きい。
compare
なお、Cardboardでは、左手側に磁石を設置しておくところがあったが、Nexus7では下側に位置するらしい。(おそらくカバーを閉じたときに、磁場を検知してスリープに入るための機能を流用しているのでは無いかと思われる)
家にあったネオジウム磁石で場所を色々探してみたけれど、良いところが見当たらなかったので、結局放置。

で、新たなヘッドセット(と呼んで良いのか??)でCardboardのアプリを動かしてみたけれど、やはりWindy Dayは焦点が合いませんでした。左目は左の像、右目は右の像に固定されているので、アプリの作り方次第なのかも知れないれど、立体視の方法は平行法なのかな?
平行法だと左右の目の間の距離より大きい画像は立体視できないらしい。(平行法だと焦点を無限遠にもって言っても左右の目の間隔よりは広くならないので当たり前ちゃ当たり前か)
ということは、7インチタブレットでヘッドマウントディスプレイにしようというのがそもそも無理なのか??まぁ、作っちゃったからもう良いや。Oculus Riftはどうなってるんだろう。CardboardはSDKもあるみたいなので、アプリ開発でもしてみればもう少し分かるかも。

ちなみに写真を見れば分かるように今回利用したのもAmazonのダンボール。何かのときに役立つかなと思って捨てずにとっておいたのが役立った。モッタイナイ万歳。

追記
この記事で作ったヘッドセットの展開図pdfを作成しました

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